NEWS, INTERVIEW だいじょうぶなもの プロフェッショナル インタビュー2

有機植物発酵エキスはリセットアイテム
寺本りえ子さん
料理研究家・フードプロデューサー

宮崎県高千穂地方の浄土真宗のお寺に生まれ、宮崎を飛び出し華麗な渋谷系DJとして音楽業界で活躍。その後、食と美にこだわる業界の御用達ケータリングの先駆けとなり、発酵食品のワークショップや、出身の宮崎県産の食を中心としたオーガニック野菜の店「ベジオベジコ」宅配の「VEGERY」など様々な食関連のフードをプロデュース。様々なメディアで活躍中の寺本りえ子さん。ヘルシーでも見た目が綺麗で安全な食にこだわり、「世界中の食卓を笑顔にすることが夢」という彼女に、発酵の需要性についてお聞きしました。

安全な食にかかわるきっかけ

当時、自分の体調も悪く、当時のパートナーもアレルギー。それが食に目覚めたきっかけだったと思います。その後、6~7年前まではDJの仕事をしながら、私の料理を知った美と食にこだわるCMや映画業界の現場へのケータリングの仕事を頼まれ、両輪で活動していました。ところが2011年の3・11、いてもいられず被災地に駆け付け、炊き出しの日々。そこからやっぱり「食なら誰かのためになれる」と食の仕事一本に絞っていきました。
また、プロデューサーとして2013年に立ち上げた宮崎県産有機野菜店「ベジオベジコ」でスムージー宅配を導入しますが、その時、自分が当たり前に取り入れてきた発酵食も伝えたいとぬか漬けセットや味噌セットも発売し、同時に発酵食の作り方も伝えていきたいと思いました。

発酵というキーワードの訳

「美味しいのにカラダによい」それがまず第一。
私は今58歳ですが、50代が一番元気。
その秘訣はやっぱり食だと思っています。食はすべての土台です。日頃の食が土台をつくります。その土台さえしっかりしていれば、多少のメンタルダメージがあってもぐらつかない。ミドルエイジを過ぎるといろいろ人生に起こってきます。身近な人の死や親の死。そんなショックも、食の土台がしっかりしていれば揺れることもない。
発酵食品はハッピーホルモンといわれるセロトニンの分泌にも関わることが最近の研究でも明らかになってきました。免疫細胞に働きかけることや造血細胞にも作用するという研究も。
私は普段からサプリなどはとらず、食で様々な乳酸菌などを取り入れることを心がけています。今はどこか調子が悪いととかく何かをプラスすることをしがちですが、実は一度食べるのをやめて、カラダをリセットして、そこから本当にカラダが喜ぶものを入れていくことがベスト。消化って実はものすごくカラダに負担をかけているんです。
だから一度マイナスにして、自分のカラダの状態を知ること。不調の原因となっているものを自覚して、そこに有効なものをいれ、自分自身が持っている自然治癒力を発動させることが大切だと思っています。

有機植物発酵エキスはリセットアイテム

様々な発酵食を扱う中で、やっぱり植物性の乳酸発酵の菌は日本人にとてもよいと思います。腸も多様性が重要で、単一の菌よりいろいろな菌がはいっていることが大切です。
その点でこの有機植物発酵エキスは、原料の有機野菜が元々もっている乳酸菌が自ら発酵し、さらにITO COBOが入っているので、エネルギーが高いエキスですね。優しいフルーツの味がするのも気に入っています。
体調が悪い時は一度カラダをリセットして、まず最初にカラダにいれるアイテムとして、有機植物発酵エキスはとてもおすすめです。

今後の寺本りえ子さん

アクタス主催の天王洲スーホルムで「季節の手仕事」というクラスを定期開催し、3年目になりますが、ここでは1月から3月までは味噌仕込み、気温が発酵に最適な20~25度になる4月からはぬか漬けがはじまります。
その他、台湾でのワークショップなどで和の発酵、腸活からの和食について発信しています。
先日、恵比寿にできた渋谷区の新しい施設「景丘の家」でも、アーティストやクリエイターの仲間とオープニングの押し寿司を担当しました。やはり食はすべての原点だと思うので、今後は「こども食堂」もやっていきたいと考えています。
また渋谷区の景丘の家のオープニングでも大好評だった「キレイで美味しい押し寿司」も発酵食。来年からこの日本の誇る押し寿司を国内外で展開できたらと思っています。
さらにウイグル、パルーシ、ネパール料理などのスパイスとハーブと発酵も研究中。風土と食は密接な関係があると思うので、日本にもある固有の和のスパイスやハーブを使った料理を提案していきたいと思っています。

寺本りえ子さんの発酵エキスレシピ~赤い野菜とフルーツの発酵サラダ

発酵エキスは生きた菌をそのまま生かしたいので、熱を加えないトッピングやソース、ドレッシングなどがおススメです。季節の野菜やフルーツと合わせるだけで簡単に美味しくて、カラダも目も喜ぶ一品ができますよ。

材料:

・ビーズ(茹でておく)
・黒人参(生でサイコロ切)
・紫キャベツ(千切り)
・トマト(ミニトマトを4等分に)
・ざくろ(中の粒粒だけを取り出しておく)
・ドレッシング:発酵エキス1:バルサミコ酢1:オリーブオイルまたはアマニオイル2に塩を少々。
全てを混ぜて出来上がり。

寺本りえ子さん

寺本りえ子さん

フードコーディネーター/食育インストラクター、フレッシュスムージーアドバイザー、発酵食スペシャリスト、ナチュラルシードマイスター、漢方養生指導士初級。1961年1月15日、宮崎県五ヶ瀬町生まれ。音楽アーティスト、TVCMのナレーターとして活躍中の2003年より、撮影現場やブランドパーティー等のケータリング、TVCMやパンフレットでのフードコーディネートや、飲食店などのディレクション、アドバイザーを務める。2013年より「VEGEOVEGECO」のディレクターに。著書に「JOY of AGING」(宝島社)。