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使用者のよろこびの声や、専門家へのインタビューをご紹介

高橋 美恵のイメージ

高橋 美恵 さんお料理びと

私の「だいじょうぶなもの」

表参道から一歩奥にはいった場所にある隠れ家のようなナナデコール。ここは自分を深く緩め、リセットするためのオーガニックコットンにこだわったナイトドレスやランジェリーを、元エディターの神田恵美さんが提案しているショップ。眠りの時間を含め、プライベートな自分時間を特別にするためのアイテムがそろっています。ここで「食」という観点からオーガニックでマクロビオティックな食を提案しているのがナナデコールキッチン。高橋美恵さんはここのお料理びととして、料理研究家として、日々簡単にできるシンプルなマクロビ食や玄米の炊き方を発信されています。

このお仕事をはじめたきっかけをおしえてください。

私はもともと大学卒業して、幼稚園の先生をしていたんです。そこで感じたのは「子供の未来は教育ではなく、お母さんが握っている」ということ。お母さんが幸せになることが、子供が幸せになることだと思ったんです。お母さんが幸せになるということは、結婚前の女性が幸せにならないと。じゃあ女性が幸せになるというのはどういうことだろうと23歳から考え始めたんです。いろんな資格そこで出会ったのがマクロビオティック。出会ったときに直観で「もう絶対これだ!」と思ったんです。これが「女性と地球と子供を救う」ということだったんです。これ以外の理由はないんです。単純にそんな感じ。

美恵流食育

そこからここまでが長くて、いろいろな資格をとったりカウンセリングを勉強したりいろいろ経験してきたのですけど、今でも変わらずにおもっているのは「未来の地球と未来の子供を守る」ために女性を幸せにする!ということ。
教育というより人が幸せになることを追求すると、食べるものが人をつくるので、人が幸せになる食べ方があると思ったんです。
食を追求していくと環境にもつながるし、犯罪防止にもつながる。犯罪を犯した人に正しい食べ物を食べさせていくと、行動がかわってきたり、自閉症の子供の食べ物を変えると症状が治まってきたりしますよね。
でも、食べ物の力は、むしろ栄養よりも「お母さんがつくる」という行為のほうが大切。
お店でお料理をつくっていて、ある若い女性は、食べ終わると「すぐに家にかえって子供にご飯をつくってあげたくなりました」とか、若い人だと「明日からちゃんと生きようと思いました」とか「生きててよかった」とても不思議なうれしいコメントをいただくことが多いんです。
やっぱりちゃんとした想いのある農家さんがつくっている野菜で、お料理をすることに愛情がのっていたり、storyのある食べ物を食べるということが人を育てていて、栄養よりも大切ではないかと思うようになってきたんです。だから突き詰めると、誰かが誰かを想ってつくったものを食べさせるのが「食育」だと思っています。

自分の人生設計に一文字もなかった料理研究家に

私の人生設計の中に料理研究家になるとは一文字もはいってなかったのです。
昔からずっと想っているのは、女性が幸せに輝くことをしたい、子供が喜ぶ未来につながることをしたいというのがずっと思っていること。
だからお料理は習ったこともなければ、まさか自分が料理研究家になるとは思っていなかったんです。もちろんマクロビの基礎は習っていますが、あとは全部オリジナル。
でも昔からお料理はやっていて、おせちデビューは小学校1年生の時。本当に私流なので、ちょっと恥ずかしいくらいです。

自分に必要なものがわかる身体であること

私は本当に異端児で、みなさんエビデンスとか勉強されていてで本当にすごいなと思うのですが、私は自分の感覚で「今、これが必要だな」とか「これはいらないな」とかわかることのほうが大切だと思っていて、自分の感覚でわかる身体の作り方をお伝えしていければなと思っているんです。
あくまでも「自分エビデンス」主義。
そのためのルールがわかるようにしていくのが大切だと思っているんです。そうすると、むこうから今の自分が必要なものがやってくる。引き寄せる自分をつくっていくことが大切だと思っています。

ナナデコールでキッチンをはじめたわけ

私は関西出身で東京にでてきてサロンをもっていたのですが、事情があって手放さなくてはならなくなり。そんなときnanadecorオーナーの恵美さんに「一緒に仕事しようよ」と言われたんです。私もここで仕事がしたいなーと何度も訪れていて(笑)4,5年前から徐々にキッチンにはいりはじめて、3年前からはナナデコールキッチン一本に。
お料理教室はナナデコールキッチンとこの近所にもう一部屋もっていてそちらでも定期的に講座をやっています。

美恵流玄米の炊き方を伝えたい

前はたくさんの人に伝えなくちゃと思って身構えていた自分がいたのですが、最近は本当に耳を傾けてくれる小さなコミュニティで伝えていったほうがいいかな、と思っていて。自分の得意分野を少しの人にじわっと伝えていったほうが、大きなブームで消費されないのではないかと思っています。
私が得意なのは「美味しい玄米を炊くこと」。
玄米は、排泄力も高いし、栄養も高い。そして、動物性のものがあわないし、砂糖が合わないんです。逆にお肉食べる時は白米のほうがいいくらい。
もし、災害などで一個だけもってにげなきゃといわれたら、まずは玄米。二個ゆるされたらお味噌といっているんです。
だから私がお伝えしているのは、本当に簡単で、特別な炊き方ではなく、カセットコンロとお鍋だけで、回転や火の入れ方や時間をつかったエネルギーワークです。私の玄米は皮が残ってない、すごく軽い玄米なんです。
はじめて食べた方が「これ何分ツキですか?白米ですよね?」といわれるくらい色白なんですよ。だからこの私流で炊いた玄米が私にとっての「だいじょうぶなもの」ですね。

有機植物発酵エキス

私は飲んだ感じが、続けられると思っていました。いろんな発酵ものをいろんな方がもってきてくださるのですが、その中で一番有機的でナチュラル。私の中でもこれならいつまでも続けられると思ったんです。
味もうちのスタッフはみんな大好きです。なんというか、日本人に合うんじゃないかな。スタッフのお子さんもアトピーなんですが、よろこんで毎日食べています。エビデンスも大切だけど、私は感覚で、「これが自分にいいな」と感じるので続けています。

美恵さんのおすすめフード

●満月のお塩

奥能登の日本有数のパワースポットで摂ったお塩。海流がとても特殊で「陰」と「陽」が重なっている場所と言われているんです。満月の時にとった海水で特別な製法でつくったお塩です。全部味がちがうんです。お塩ってみんな同じと思っているものが決して同じではないということに気がつけるんです。海も気温も違えば味も違うし、毎日の自分も変わっていくんです。
そして、とれた日ごとに占星術師の山下ルミナさんからメッセージを下してもらって、お塩のメッセージとして付けています。
自分のお誕生日月の星座のお塩をつかったり、自分に必要なエネルギーをもつ星座の塩をつかってみたり。意識をすると今の自分に必要なものにフォーカスしやすくなりますよ。

高橋 美恵のイメージ

高橋 美恵(タカハシ ミエ) さん

表参道の住宅街でフードレメディスト・お料理びととしてMie’s Recipeクッキングサロンを主宰。
自然の摂理を理解して使いこなし、自分もそして周りの人たちにお料理を作る事、おいしい食事を食べる事で幸せになれる魔法を使いこなす現代の魔女を養成する「フードレメディスト講座」と、食べて体感していただく場所としてオーガニックコットンのナイトウエアのショップsalon de nanadecor の一角にnanadecor KITCHEN を運営。
著書に
「キレイになるマクロビ教室」講談社
「キレイになるマクロビレシピ」講談社
「キレイになるマクロビダイエット」講談社
「良い子が育つマクロビ教室」   講談社
「マクロビダイエット」 ソフトバンククリエイティブ
「簡単マクロビ野菜レシピ」 ぴあ出版 など。

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