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脳腸相関と第2の脳

腸は第2の脳

腸は、消化や吸収を行う単なる器官とこれまで思われてきました。

しかし、昨今の研究で、「腸は非常に複雑な環境であるにもかかわらず恒常性を維持していることから腸は「第2の脳」と呼ばれるほどであり,消化器のみならず全身を制御することを示す研究が報告されている」⑴(Avetisyan M, Schill EM, Heuckeroth RO:Buildingasecondbraininthebowel.JClinInvest125; 899―907:2015)ことをご存じですか?

腸が「第2の脳」と呼ばれる、独自の神経ネットワークを構築し、脳と密接に影響しあう「脳調相関」という概念に基づくと、私たちの消化器系はこれまでの医学の想定よりはるかに精微で複雑で強力です。

腸は体内最大のセロトニン貯蔵庫

実は腸は体内で最大のセロトニン貯蔵庫です。体内セロトニンの95%は腸内の貯蔵庫に納められています。セロトニンは自律神経をつかさどるだけでなく、脳と腸の間で非常に重要なシグナル分子で、腸内の消化機能だけでなく、睡眠、食欲、痛覚感受性、気分、全般的な健康に関しても必須の役割があるものです。

「緊張するとトイレにいきたくなる」
「どうも腑に落ちない」
「あの人のことを考えると胃が痛い」

といった内臓感覚的な判断や思考は、実は脳と腸の複雑なコミュニケーションが関与しています。さらに解剖学的にも脳と腸の結合形態は腸管神経系(ENS)と呼ばれる独自の神経系が繋いでいます。

これが「第2の脳」と呼ばれる所以で、この第2の脳は脊髄に匹敵する5000万から一億の神経細胞で構成されているのです。

脳と腸は、神経、ホルモン、炎症性分子などからなる双方向の伝達経路を介して、腸内で生成された感覚情報は脳に達し内臓刺激となり、機能の調節を指示するシグナルを腸に送り返し内臓反応となります。脳と腸は緊密なこれらの相互作用により、健康維持のための重要な役割を果たしているのです。

(参考引用:「腸と脳」エムラン・メイヤー著)

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